あれから14年なんですね。
2011年3月11日金曜日、私はおかげ様で無事でした。
今でもあの日のことはとても覚えています。
その年1月に受けた産業カウンセラー試験の合格発表日でした。
試験勉強はしましたが、全く手ごたえがなく、受かる自信は全然なく半分落ちたと思ってました。
当時私は自力整体ナビゲーターになって3年目、同時に図書館司書にもなって3年目でした。
ナビゲーターとしてだけ生きるのも、司書としてだけ生きるのも、何だか私らしくないと思い、カウンセラーの勉強を始めて、その証として産業カウンセラー資格を取得したいと思ったのです。
自力整体ナビゲーター&自力カウンセラーと名乗りたかったし、そうやって生きていきたかったのです。
それは今だから振り返って言葉にできる思いであって、当時ははっきりと言葉にはできない思いでした。自分の胸の内だけにとどめていた思いです。だからこそ合格したかったのです。
ところが先ほど書いたように受かる自信が全然なく、何かに追い詰められていた私。
合格通知か不合格通知かの到着をじっと家にいてずっと待って受け取る勇気と覚悟もなかった私。
夫にある展覧会を見に行こうと持ち掛けて都心に出かけ、展覧会後はぶらぶら街歩きを始めて、千代田区東郷坂・行人坂のちょうど坂を登りきったところあたりで地震に遭遇しました。地面の揺れがすごくて、アスファルトの歩道がぐらぐら揺れて、しばらくは立っていられないほどでした。
それからJR市ヶ谷駅を目指しましたが、電車はもはや動いていませんでした。
電車復旧まで歩くしかない。たとえ家まで歩くことになっても私にとって歩けない距離じゃない。自力で帰れる。
結局、家まで2時間半かけて歩いて帰りました。幸運なことに夫と一緒だったし、単行本サイズの東京地図も持っていたので、最短距離で帰れました。夕暮れ前には家に辿り着けました。家も大丈夫でした。
余震は続きましたが、私は大丈夫だった。生きている。生活もできそうだ。試験に落ちるとか落ちないとか、そんなことは大したことではない、そんな思いに到達した日だったのです。
そう、落ちても落ちなくても、受かっても受からなくても、あの日があるから今の私がいる、今日はそんなことを思う日です。
振り返りますと、あの日あの時、私に2時間半、家まで歩いて帰れる自信と体力があったことはとても大きかったと思います。
数日後、ちょっと忘れかけた頃に合格通知が届きました。震災後の郵便事情があったのでしょう。
道が開けたようで、とても嬉しかったです! それから「自力整体ナビゲーター&自力カウンセラー」と自分で名付けて、ブログ等で名乗り始めました。
あれから14年。図書館司書の仕事を5年間して、その後カウンセラーに転職しました。自力整体ナビゲーターは2007年からずっと続けています。
今の私は自分を何と名乗りたいのだろうか、どう生きていきたいのだろうかと今頃よく考えています。
最近ひらめいたのが心と体のナビカウンセラー。
ナビゲーターのようなカウンセラーになのか、カウンセラーのようなナビゲーターなのか、ありたい私って何なのかなと。。。
実はもう1つ、秘めているものがあるんですが、それはまた追々お伝えしますね!
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